ネット株取引の歴史


株式投資と言えば、資産を運用するなども名目で行われる投資取引の代名詞でもあり、多くの人が投資と聞かれた場合には、株取引を連想すると思われます。

こうした株式の投資は、以前は紙の株券でのやり取りを行っており、証券会社に株券を持って行ったり預けたりなどをして株式の取引が行われていました。
しかしながら、こうした株式投資での取引の形態は大きく変わっていき、現在ではインターネット回線を使ってパソコンなどを利用して行うネット株取引が主流になっています。

このようなネット株取引が行われるようになったのは、1990年代の後半からとされており、このころのインターネットの取引はまだ一般的ではなく、これを取り扱っている証券会社もほとんどありませんでした。

その後、1999年に株式投資の委託手数料が自由化になり、株を取り扱っている証券会社も手数料の設定と共に様々なサービスを展開する中において、このインターネットの株取引にも注目が集まるようになりました。

また、社会的にもインターネットの通信網の体制が続々と強化されていき、多くの携帯電話においてもインターネットの接続が可能となり、株式の情報などが携帯電話からでも確認が行えるようになり、株の取り引きをさらに身近なものとしていくことになります。

こうした事を背景に、証券会社の株式委託手数料の自由化に伴う価格引き下げの競争がどんどんと広がっていき、この手数料を利益としている証券会社にも限界が来はじめました。

そうした中で、顧客である投資家と証券会社の営業マンが直接対面で取引を行ったり、また顧客としての対応をする形でのサービス提供が高コストであるという風潮が起きはじめ、この人件費などを削減すると同時に、高速化し安定化していくインターネットの環境のもと、多くの証券会社がインターネットを利用したオンライントレードを行うようになりました。

その後、2004年には証券会社に対して他業種からの参加も解禁となり、多くのネット証券会社が姿をあらわしまた銀行の窓口で株式などの証券仲介業務も可能になり、わたしたち投資家の利便性はさらに向上していきました。

その後、2009年の株券の電子化や携帯電話からスマートフォンへの変化、また大量の情報量のやり取りが行えるインターネット環境の充実などにより、インターネットでの株式投資が本格的に盛んになり、現在の姿となっていったのです。

こうして現在、ネット証券などを利用した個人での株取引の売買は約9割を占める程になり、これまで株取引が行えなかった投資家などを含め、大きな人気を得ているのです。